COMIN'KOBE14 ~入場無料のチャリティーミュージックフェス!!~

COMIN'KOBE'14、開催決定!! やっぱり今年も入場無料!!

RIDER BLOG

4月11日 大船渡

いよいよ今日は津波の被害があった被災地、大船渡でのライブです。

眠たい目と痛い足を交互にさすりながらまずは大船渡のコミュニティーラジオ局FMねまらいんさんにお邪魔して生出演し生演奏をさせていただきました。
目には見えないリスナーのこの町の人に一斉に届けれるなんて思うとロマンチックでラジオは素敵です。
災害の時にも大いに役立ちます。

さて僕の唄は届いたのだろうか?反応が無い事の不安さ。しかしそれは夜のライブでは明らかになるはず。弱音ばかりじゃ何も伝わらない。

ちなみにねまらいんの「ねまら」は大船渡の言葉で「ちょっと休んでけばええやん」みたいな意味合いだそうでカミングライダーと併走ランナー風次Pも、おいしいお茶を出していただき旅の小休止をさせてもらいます。

ちょっと、図々しくなってきました‥。優しさに甘えぱなしでは駄目だよ俺!

生放送本番ではパーソナリティ及川さんにお世話になったのですが、眠たい目がガン開きするレベルの美人なお姉さんです。密室で悶々しました。

ただ、リスナーが聴いています。告白は筆談でしました。
そっと手を握ってくれました。(妄想でした)

お話しの中で及川さんの実家も津波で流されてしまったと聞きます。まさに被災地の生の声です。
そしてそんな大変だった被災地でも東北ならではの「おすそわけ」の精神で乗り越えてきたと言います。

東北の人がみんなこんなよそ者に優しくしてくれるのは「おすそわけ」の精神が土地柄としてあるからだと思います。

おすそわけ

僕も及川さんをおすそわけして欲しい。連れて帰りたい。二人乗りで。
でも僕は走らなければならないんだ。新曲は大船渡ラブストーリーになりそうです。 俺は罪な男。また恋って奴しちまったみたいだぜ。

及川さん、いつか迎えに行くよ。君の声は電波に乗って僕の胸に届いてるからね。
そしてFMねまらいんのみなさんありがとうございました。マジあいつの事頼むな。

FMねまらいんを出てライブ会場に向かっている途中で大きなトラックに道を邪魔しているわけでもないのにいきなりクラクションを鳴らされ、「なんじゃいっっっっ!!」と運転席を見るとすごく怖そうなおじさんが物凄い笑顔でサムズアップをしてます。

きっと先ほどの放送を聞いてくれていたのでしょう。慌てて満面の笑顔を作りサムズアップ返し。嬉しすぎました。
トラックのおじさんの笑顔を見て僕の声が届いた事が確信に変わりました。

だったらそのトラックに乗せてくれよぅ‥。
ダメだ僕はライダー。厳しい企画‥。

そしてライブ会場に行く前に自転車屋にGO。というのも自転車の調子がまたおかしいのです。ペダルがグラグラします。取れそう。

おおふなと夢商店街に自転車屋があると情報を入手し、向かうとそこはプレハブが固まった商店街。
津波で流された街の商店街と名の付く場所はほとんどプレハブのお店が固まった商店街みたいです。
商店街と言えば神戸のシンガーソングライター今村モータースの「夢見GACHI商店街」は素敵な作品です。来年のバトンは彼に渡そうかな?

商店街

そして早速自転車屋さんで見てもらうと
「えっ?これじゃ岩手県も出れないよ?!」
と半笑いで言われます。笑えねー。

やっぱり僕には自転車屋運がないのでしょうか…

修理と整備をしてもらいお金を払おうとすると「お金はいいからがんばって神戸についてね」と受け取ってくれませんでした。店潰れますよ‥。

自転車

自転車のおじさんありがとうございます。
僕が金持ちになったら大船渡にプレハブじゃない自転車屋を建ててあげたいです。
54建ての太陽と虎の前のタワーマンションより高い奴。楽しみにしてて。じっちゃん!

そして自転車への不安も無くなり本日のライブ会場大船渡FREAKSに向かいます。

FREAKSさんは東北ライブハウス大作戦で出来たライブハウスの一つで、津波で流された被災地にライブハウスを作ろうと募金を呼びかけ、音楽とライブハウスが好きな人達の気持ちが集まってできたライブハウスです。

FREAKS

津波で浸水した建物をそのまま残してライブハウスにしてあります。この建物の屋上の高さまで波に飲み込まれたそうです。

FREAKSの入り口からホールの中まで募金した人の名前が書かれた木札がビッシリ。

木札

COMIN′KOBEに出演する太陽族さんが作った絵本の貸し出しコーナーちりちり太陽文庫も、ホールの一角にありました。素敵です。
太陽族がさらに好きになりました。東京は花男さん家に乗り込もう!

店長の通称岩手の沖縄さんに店の中を案内していただきながら震災の時の津波の話しをしていただき、屋上から海を見たときにもの凄い高さまで来た津波だったんだと想像し、東北の震災がいかに悲惨だったかを感じました。

あの日この津波を見ていた人達がどんな気持ちだったのか、想像でしかありませんがちょっとだけわかったような気がします。
そして自分の目で見て感じた想いを今日のライブに乗せようと決めいざライブへ。

2組の素敵なミュージシャンに演奏していただきました。
みんなのライブを見ているとこの町が大好きな事が伝わってきます。

最後がよそ者の僕の出番。不安がまた募りますが、まずは秘策があります。

風次Pの発案で新衣装、大船渡小学校の体操服で一曲目にアンパンマンをやるというわんぱく攻めのスタイルで望みました。

掴みはOK!会場の人達の隙間にまず入れました!

そしてライブは進みます。
足の痛みが全くとれてくれませんがここにいる全ての人に笑顔になって貰おうと体を張り心を張り想いを込めて歌わせてもらいました。
そして最後にはアンコールもいただき全員笑顔になりカミングライダーの使命は果たせました。体悲鳴をあげてるけど心は満たされていました。

音楽は素晴らしい。
大船渡で全力を出せました。みなさんありがとうございます。

今日の日の言葉や拍手忘れずに神戸まで走って行きます。
そして必ず大きくなって大船渡絶対帰って来っからよ!

終演後に緊張の糸が切れFREAKSのスタッフのみなさんとやっと一緒にチョケたよ。

そして今日の宿は店長通称岩手の沖縄さんのお宅に泊めて頂けることに。感謝。感謝。

沖縄さんの家まで向かうのに沖縄さんも自転車だったのでこのまま神戸までついて来させようと思ったけど失敗。
この人がいたら心強いんだけどな‥。

そして家ではシャワー室のドアが閉まらない、トイレの電気が初めて来た人には絶対にわからない場所にあるなどの住民ルールを聞きましたが、疲れ果ててシャワーもトイレも一度も使わず休ませてもらいました。

カミングライダーイビキがうるさい事を沖縄さんに伝えると
「そんなの、大丈夫」
なんて優しい言葉。そう言って沖縄さん熟睡して行きました。兄貴カッコイイ。

数分後‥

重たい音とシャックリが混ざるような音が繰り返される‥。
兄貴のイビキ酷すぎるやんけー!!と言う事で今夜もあまり眠れそうではありませんが‥

明日は【大船渡から南三陸まで走り、南三陸さんさん商店街でライブ編】長距離移動の後のライブに身体は耐えられるのか!?

ライブ会場まで時間通り辿り着けるのか!?そして新たな恋の予感!?をお送り致します。

明日も頑張れ!ライダーライダー!カミングライダー!!

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現在カミングライダー2014は盛岡から神戸に向かって激走中!!

孤独と戦う彼をTwitterで応援してやってほしい!!
貴方の応援ツイートが彼のペダルを漕ぐ力になるはずだから!!

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