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RIDER BLOG

4月16日 福島市~郡山

ビルの階段の踊場で迎えた寒すぎる朝。

眠れたのかすらわからないほど寒しthis。こんな体で自転車こげるの?

本日は福島市~郡山までの移動。
16:00から郡山コミュニティーFMさんでラジオの収録をさせてもらうためボロボロの身体をなんとか奮い立たせて自転車を漕ぎ出す。

郡山まで

郡山までは4号線で道一本。道に迷うことはないはず。

福島市を離れてのどかな田園風景に。座っておにぎりでも食べたい。でも走れカミングライダー!

二本松市に入るとこんな看板が。

福島第一原発事故で故郷に立ち入りを制限されている方は今、集合仮設住宅に避難している方が多いと聞きます。

今回の旅のテーマソングを作った仲間が住んでいた浪江町の集合仮設住宅が近くにあるとなればいてもたってもいられなくなり寄り道を決意します。

仮設住宅は元グラウンドであったような場所に建てられていました。まさに仮設です。
一件一件がせまい印象しかありません。そして壁も薄そう。
自分の住んでいた町を追い出されたのにも関わらずここに暮らす人達が3年経った今でもたくさんいらっしゃるのです。

そして仮設住宅では内部被爆検査も定期的にされているとのこと。
ここに住む人達は放射能の恐怖と戦いながら生きています。

長崎出身の僕は原爆が投下された街と被爆の影響で被爆二世、三世と呼ばれる子孫にまで放射能の影響が出ている事を小さな頃から平和教育として叩きこまれてきました。

放射能の影響がいかに恐ろしいか、そして今なお除染が続く町が日本にあることを僕達は認識していって原子力発電所の恐ろしさを考えて行かなくては行けないと思うんです。
そんな想いもここに来て改めて再確認しました。

集合仮設住宅と併設しゲートボール場がありおばあちゃんが二人ご飯を食べていました。
遠くから挨拶をすると返事をしてくれたのでお話しをしに近づきます。

盛岡から神戸まで自転車で走っていることを伝えると鍋ごと持ってきていたジャガイモの煮しめやおにぎりや野菜ジュースをくれましておばあちゃん達と一緒にしばらく食事タイム。
おばあちゃんの手作り料理を青空の下でいただきます。格別にうまい。

そして食事をしながらお話しをききます。
おばあちゃん達も浪江町から避難してきた人。

「避難って言われて2、3日で帰れると思ってたからこのバッグ一つだけ持って出てきたのよ。」

と言うおばあちゃん。あれから未だに町には帰れず仮設住宅で暮らしているそうです。
浪江町の人に話しを聞くとみんな同じようにすぐ帰れると思ったと言います。
それぐらい何が起きているのかを知らされていなかったのです。

図々しくも

「浪江に帰りたいですか?」

と聞くと

「私たち年寄りはいいけど若い人たちがかわいそうだわね」

と。
おばあちゃん達もきっとこんなところには住んでいたくないはずだし元あった家に帰りたいはずです。
それでも若い人がかわいそうというその優しさに感動して泣きそうになりました。

おばあちゃん達ありがとうございました。

道を4号線に戻し肩で息をしながらなんとか予定の時間ギリギリに郡山に到着。
ラジオの収録の為、郡山コミュニティーFMさんにお邪魔します。

ドアを開けていきなり拍手でみなさん出迎えてくださいます。
めっちゃ歓迎されてるがな。

調子に乗りたいですが息が切れていて元気がでません。
それを見てすぐ水をもってきてくれるラジオ局のみなさん。
優し過ぎる。甘えてしまう。すぐ飲み干しおかわりをいただきます。こんな小汚い奴を歓迎してくれてありがたいです。

そしてラジオを収録。


走ってきた疲れもありましたが福島の人と一緒に作った歌ですから大事に大事に歌わせてもらいました。
パーソナリティの及川さんも

「音源で聞いても感動しましたけど生歌できくと更に感動しますね!郡山で歌ってくださりありがとうございます!」

と絶賛してくれました。ありがたい。
福島のラジオで歌わせてもらったのは本当にありがたい事でした。
番組に出させて頂いた及川さんありがとうございました!

そして歓迎ムードは収録後も続き「せっかくですから生放送に!」と生放送の番組にも出演させてもらいます。
そしてリスナーのみなさんにライダー達への応援を呼びかけてくださいました。本当にありがたい。
郡山コミュニティーFMのみなさんありがとうございました。

そして夜暗くなった郡山の街をさ迷い#9と言うライブハウスに向かいます。
実は昨年のカミングライダーも#9にお邪魔して楽屋に泊まらせて頂いたとのこと。

今年も泊まれるかもしれない…

密かにそう思い連絡もせず#9にお邪魔してます。

事務所に行くと見た目怖そうなおじさんが一人。

「えっ?本当にここ?」

一瞬不安がよぎりますがめちゃくちゃ笑顔で「今年もやってんの?やるね~」と迎えてくれます。
このギャップありまくりな方が店長の福井さん。
店長やったんか!

福井さんは僕達を歓迎してくださり早速お泊まりの交渉をわかりやすく土下座という形でお願いすると

「もちろんそのつもり!ところで飯食った?」

とあっさり交渉成立。さらに

「郡山の名物食べさせてあげるから!」

とご飯までご馳走してくれます。バリええ人やん。
しかもご飯に関しては食券だけ買ってくださり自分は何も頼まず事務所に戻るという男気です。カッチョよすぎます。福井さん。
本当にありがとうございます!

その後福井さんに震災の時のいろいろなお話しを伺いました。
郡山も、そしてライブハウス#9としてもかなり被害がありしばらく営業できなかったと言います。
しかし#9を愛するバンドのみなさんに助けられて今があると心からおっしゃいます。

「音楽って衣食住や酒たばこの次に大事ぐらいの重要性になるんだよね。だからこそ音楽をやらなきゃいけないと思うんだよ。」

という一言が僕の心に熱く響きました。福井さんのお話しをきけてよかった。

福井店長さん本当にありがとうございます!
そして今夜の#9はOKAMOT'S振替公演!ライブを見て力を貰いました。

そしてOKAMOTO'Sの撤収した楽屋で夜を過ごすライダー。
明日は最長移動130キロを走破し宇都宮までいかなけばいけません。身体は日に日に疲れが蓄積されてすでにボロボロ。
果たしてたどり着けるのか?

痛みに耐えて神戸を目指せ!カミングライダー!
-つづく-

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現在カミングライダー2014は盛岡から神戸に向かって激走中!!

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