4月19日つくば市～東京

ついに東京目指す！

しかも僕の憧れの方にライブを急遽組んでもらう奇跡。
ただ自転車でいかなければいけない。早く行きたいけど、行けない。

昨日心の距離がぐっと縮まった根本さん改めてあやちゃんに必ずまたすぐに会うことを約束しつくば市を旅立ちます。朝は子供たちがウルサかったな。

出発前「寂しくなるな。」とか言われて涙を隠す別れ際は笑顔で。

また会えるから、寂しくないぜ！神戸まであやちゃんの気持ち持って行きます！

東京を目指し自転車を漕ぎ出す。身体が思うように動かずペースはかなり落ちるが少しずつ神戸に。
頑張れオレ！そう思って走り出るが最初の休憩で自転車のスタンドがグニャリ。

すぐに修理。スタンドも荷物の重さに耐えれなくなっていた。自転車もボロボロ。

修理完了。いよいよ6県目千葉へ。本当によくこんなとこまできたもんだ。
神戸まではまだまだありますが…ガンバリマス。多分。

そしてさらに走り柏のライブハウスALIVEに飛び込む。

受付に入ると仮面ライダーいっぱい。仮面ライダー達がカミングライダーを歓迎してます。先輩ライダー達に感謝。

ALIVEでは昼から大学生のバンドのイベントが。お客さんもいっぱいで賑やかなライブ。力を貰う。
さらに「頑張って走って下さい！」とALIVEさんからコークをいただく。ナイスカフェイン！

ALIVEのみなさんこんな小汚い奴にジュースいただきありがとう。助かった。

そして柏市からグングン突き進みいよいよ見えました。

スカイツリー。東京までついに来ました。
スカイツリーの大きさより東京まで来た自分に驚く。まだ半分来てない。

そして浅草を通りバンダイ本社でまたまたアイツが。

ライダー様！東京に来たカミングライダーを歓迎してくれているようです！

そして新宿を目指す。都会は道が入り組んでいて何度も道を間違える。
あとちょっとなのに着けない。足も限界。ライブがやりたい。憧れの人に会いたい。
それだけで自転車漕いで新宿の居酒屋海豚さんにたどり着く。疲れた。けど本当に疲れた。

そして憧れの人に再会。

Bivattcheeの堤晋一氏高校時代から大好きで、神戸でバンドをやっていたころに風次さんにBivattcheeと一緒に共演させてもらってからのお付き合い。

カミングライダーで東京でライブをやれるところを紹介しろ！と言うと今日の会場を紹介していただきました。
店長の松浦さんも快く引き受けてくれ感謝。歌います。

しかも今日の為に堤さんホロホロ手羽先煮込みなる料理をお客さんに振る舞うために手作りで作ってくれました。
堤さんバカヤロー。めちゃうま。まさかの手料理最高。

そしてライブ。

神戸でバンドやってたころに知り合ったお客さんや僕の妹神戸のバンドマンまでライブを見に来てくれ会場は満席。
気合いが入ります。歌います。お客さんも手拍子や手を振ったりしてくださり会場全体が楽しい空間。
そして最後に想いを込めて郷唄を。東京でにたくさんの方にこの歌を聞いていただけるのが嬉しかった。
みんな酒を飲みながら真剣にきいてくれた。さらにアンコールをいただきこのチャレンジやって良かったなと心から思った。

そして僕の無茶ぶりで歌う予定ではなかった堤にライブをやってもらう。
本当に堤さんすいません。と言うのはどうしても聞きたい堤の歌があるのよ。

僕は神戸でバンドをやっていた頃に自分が自分で嫌になり逃げるためか死に場所を探すためか、自転車に荷物だけ積み9ヶ月間放浪をしていたことがあります。

放浪の途中「今日死のう」と決めた日。
ふとウォークマンでBivattcheeを聞きたくなり再生ボタンを押すと
「旅の途中で」
と言う曲が流れます。その歌の最後に「ふと振り向けばたくさんの足跡があるけれども大事なことは足跡じゃなくて今の足音なんだ」という歌詞が。

その歌を聞いて僕はもう少しだけ足音を鳴らしてみようと想い死ぬのを止めました。

堤さんの音楽に僕は救われた。それで今までいきてきた。だからその歌をどうしても聞きたかった。
無理なお願いを堤は旅の途中でを僕の目の前で歌ってくれました。本当に大好きな歌。
そして最高のアニキです。堤さんの歌は僕のボロボロの体と心に染み渡りました。
旅の途中に最高の激励をいただきました。しかもそのあとツイキャスでは風次Pの提案で二人で旅の途中を歌いました！

Tシャツの寄せ書きにもありがたい言葉。
堤さんの言葉を胸に足音を鳴らしながら走っていきたいと思います。

ライブ後堤さんと海豚の店長松浦さんに震災支援の話しを聞きました。
堤さんと松浦さんは東日本大震災があってすぐに被災地の支援に行かれたそうです。

その当時は本当に悲惨で遺体を運んだりもしたといいます。

堤さんは「ギター持って行ったけど歌える空気じゃなかった」と。

この旅で被災地で唄えたと言うのは少し復興したという事なんだと改めて思った。
そして堤さんと松浦さんの話しを聞いてなぜ今までなにもやらなかったのかと後悔しました。
自分にもなにかできることはあったはずなのに。堤さんと松浦さんは本当に素晴らしい。
そしてこの先僕も自分にできることは何でもやりたいと決意した。

まずはこのカミングライダーで神戸まで被災地の想いを届けてそこから始まります。必ず神戸までたどり着きます！

そしてお店に一泊させてもらいます。カウンターの椅子を並べて寝ました何度も転げ落ちましたがありがとうございました。

ついに折り返しの東京まできたカミングライダー。
旅の途中に最高の力をいただきまた明日も神戸を目指し走ります。
でも距離的にはまだ神戸まで半分きていないんです。身体が日に日にボロボロになり気持ちだけで走っています。でもここまで来たからには神戸までたどり着きます！頑張れカミングライダー！神戸にたどり着くその日まで！

-つづく-