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RIDER BLOG

4月21日 小田原~沼津

ついにこの日がやってきた。

地獄の箱根の峠越えの日。しかも天気は雨。併走ランナー風次Pさんの提案で

「雨の峠越えは遺書書いて行きなさい」

との事で人生初の遺書を書くことに。覚悟を決めカミングライダーはススム。最大の難所を越えろ。

朝、小田原姿麗人の堅いイスから重い身体を起こし準備にとりかかると亀井店長も起床し、そこから亀井マシンガントーク。
マジでその元気分けてほしいちゅうの。てか僕の今日死ぬかも。。

ついに出発!さよなら世界。

そんな我々を遠くから見下す小田原城。次は観光で来て天守閣ってやるからな!バカヤロー。
そこからしばらく走ると箱根の入り口。

ん?なんやこの霧は…アドベンチャー過ぎる。あの霧につっこんで行くとか考えるだけで最悪。死を思う。

箱根湯本駅周辺は観光客ですごい賑やかさ。しかしこの駅を越えるとすぐに自転車が焦げない急な登り坂。
大至急降りてそこから自転車押す。雨は無情にも激しくなる。

長い。長すぎる坂。どこまで行っても登り坂。雨で濡れているのか汗で濡れているのかわからんぐらいビショビショ。
そしてどんどん体力奪われ、足も腰も腕も痛くてたまらん。もげる。押すことも出来ない。

そして標高が上がるほど気温も下がって極寒。寒いはずですが身体が熱い。もうわけわかりません。
そしてそれが延々と続きます。何度も何度も死思いながらも天国が見えたその時ついに箱根の峠の頂上に。

やっとやっと来た。
達成感は半端ないけどこの後寒さ地獄の下り、しかも雨、霧で視界は最悪、ブレーキも擦り減りほぼきかない。。

とにかく暖をとるため芦ノ湖の遊覧船乗り場の待合室へ。
ストーブで暖をとろうとしてもストーブ全然きかないあげくすぐに退店を促される。

震えるまま仕方なしに後半戦下り。それからは寒さと霧で見えない視界との戦い。

寒さで死にそうになりながらついに静岡県。生きてるよ。。でもまだまだ下りは続きます。

霧と寒さで途中何度も避難。寒すぎ。地獄。その地獄のループ。なんなの箱根?でも下るしかない。
そしてついに坂を下りきり町に。終わった。箱根に勝った。しかし寒さはおさまらず。さらにこの後のことは全くノープラン。寝る場所もない。。

そしてついに併走ランナー風次Pがあまりの寒さに避難した美容室の軒下で自らの手をライターであぶり出す。

「火は暖かい」

と当たり前の発言を繰り返す。箱根を越えて行き場がないとこれぐらい人間狂うね。

雨に濡れ沼津市まで走り風次氏の

「困った時はライブハウスに行け」

の格言の元、沼津のライブハウスQuarsへ。
ずぶ濡れで到着するがQuarsの扉は鍵がかけれていて電話番号を調べて電話するも誰も出ない。
終わった。ついに終わった。ずぶ濡れのまま野宿を覚悟した時、併走ランナー風次Pに一本の電話が。

沼津のバンドGOOFY'S HOLIDAYのギターボーカルでありQuarsの店長であるEndyさんからで

「沼津いて宿探してるんでしょ?とりあえずバンドマンがいっぱい働いてる某カラオケ店で暖とりなよ!あとうちのベースがなんか面白そうだからいくってさ!」と。

奇跡!しかもEndyさんは青森にツアーバンドに付き添いで行っていて沼津のいろんな人に電話して段取りしてくれたんです。
助かった。大至急甘えます。急いで某カラオケ店に向かう。

ずぶ濡れのまま某カラオケ店に行き
「Endyさんの紹介で…」
と言うと
「聞いてます!ゆっくりしていってください!」
と元バンドマンで超然かわいい清楚系女子の山本さんsay。
完全に惚れます。温めて。

ただゆっくりっていつまで?我々は雨風凌げる宿がほしいのです。
「あの…朝までって大丈夫ですか…」
と不安だらけで聞くと某カラオケ店店長さんが
「全然いいっすよ!」
とまさかの宿泊OK!奇跡!最高!感謝しかない!
もうカラオケはここしか使わねぇ!

そしてGOOFY'S HOLIDAYのベースA2Cさんが30キロ離れた富士宮市から車で来てくれ

「うち泊まっていいよ!」

と。すいません。自転車でしか移動出来ないという訳わからんルールがあるんす。と言うと
「じゃあ話聞きたいから飯でも」と。

A2Cさん神。救われた。必ず絶対振る舞い返しします!

食事の席でA2Cさんに震災の時の話しを聞くと

「震災の後すぐに静岡でも大きな地震があっていよいよ富士山が噴火したりするのかなって思ったね。」

と。特に静岡は富士山と言う火山を抱えている分、自然災害に対する不安やその中での備えの意識も高い。

静岡に住む人だからこその不安を生の声で聞けてまた一つ違う震災に対する想いがきけました。
被害の軽かった地域にも土地によって様々な不安や苦労があるんすね。

そして某カラオケ店のプライベート空間で就寝します。
この店で1番盛り上がってない部屋でした。
4時に店じまいらしくその時間には退店しなければいけない。
箱根を越えてきたばかりで身体もボロボロなのに今日も眠れない。他の部屋は盛り上がってるし。 そして明日は沼津~磐田まで130キロの大移動。
もうここまできたらキモチイイ。倒れるかもやけど。まぁいいや。

それでもとにかく今日は箱根を越えたのだ。もう怖いものは何もない!
開き直り突き進め!どうにでもなれカミングライダー!

-つづけたくないがつづく-

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